「なんで“人のものを勝手に使っちゃダメ”なの?」――“契約”という考え方

格闘技

こんにちは。


このシリーズでは、「子どもと一緒に考える法律の話」をお届けします。


テーマは、「ルール」「マナー」「約束」「責任」など、
日常で何げなく使っている言葉に隠れた、“法の考え方”です。

■ 今回のテーマ:「人のものを勝手に使っちゃダメ」

子どもにとって、「なんでダメなの?」という問いは日常茶飯事。


たとえば、こんなやりとり、ありませんか?

👧「たけしくんのゲーム借りただけだよ」
👩‍👦「勝手に使っちゃダメでしょ!」
👧「でもあとで返すつもりだったもん」

ここに登場するのが、「契約」という考え方です。

■ 法律での考え方:じつは“合意”がカギ

法律の世界では、モノの貸し借りも、「契約」の一種です。


契約とは、「お互いに約束を交わすこと」


つまり、「借りていい?」→「いいよ」というやりとりがあって、はじめて成立します。

勝手に借りたら、それは“合意がない”=契約がない状態です。


もし物が壊れてしまったら? 持ち主はとても困りますよね。

■ 子どもと話してみよう:こんな問いかけがおすすめ!
  • 「もし○○くんの大事なものを勝手に使われたらどう思う?」

  • 「“いいよ”って言われる前に使っちゃうと、どんな問題があると思う?」

  • 「学校でも『貸して』って声をかけるのって、なぜかな?」

これらは、“権利と責任”を自然に学ぶ大きなきっかけになります。

■ 今日のキーワード:契約(けいやく)

「おたがいに『いいよ』って言ってはじめて、ルールがうまれる」


それが契約の第一歩です。

 

Results

#1. 友達のゲームを勝手に使ったらダメなのは、なぜでしょう?

「契約」はおたがいの合意で成り立つルール。勝手に使うのはNG!

#2. 「契約(けいやく)」って、どういう意味?

契約は、おたがいが納得して「やろう」と決めること。子どもの世界でもたくさんあるよ!

#3. たけしくんの水とうを「あとで返すつもり」で勝手に使ったら?

「あとで返すつもり」でも、事前に約束していなければ勝手に使うのはダメ!

#4. 次のうち、「契約が成立している」のはどれ?

「契約」には、言葉のキャッチボールが必要なんだ!

必ず、紙の契約書がいるってわけでもないんだ。

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