こんにちは、ぼくはドイル君。
今日は、「みんなで決めたこと」って、いつも正しいとは限らない?!というお話をするよ。
■ クラスの“きまりごと”が問題に!?
ある日、クラスでこんなことが決められたんだ。
「宿題をわすれた人は、みんなの前で服をぬいであやまる」
びっくりしたけど、クラスの全員が手をあげて賛成しちゃった。
それで、ぼくがうっかり宿題をわすれたとき、
「さあ、ルールどおりに服をぬいであやまってよ」と言われた。
でもね……それってほんとうに正しいのかな?
■ 大事なルール①:罪刑法定主義(ざいけいほうていしゅぎ)
「どんな行動に、どんな罰があるかは、あらかじめ決まっていないといけない」というルール。
これはとても大事なこと。
あとから「この行動はダメだったから今から罰するね!」なんてされたら、みんな困っちゃうよね。
■ 大事なルール②:話し合いで決めたことでも「人を傷つけること」はダメ!
みんなで決めたからって、何をしてもいいわけじゃない。
とくに「人をはずかしめたり、心をきずつけたりすること」は、
どんな理由があっても絶対にやっちゃいけないことなんだ。
人はみんな、大切にされる存在。ばかにされたり、はずかしい思いをさせられたりしてはいけない。
これを、法律では「基本的人権の尊重(きほんてきじんけんのそんちょう)」っていうんだ。
これは、たとえクラスでも、学校でも、大人でも、国のルールでも、ぜったいに守らなきゃいけないきまりなんだ。
■ ドイル君からのメッセージ
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たとえ多数決で決めても、人を大切にしないことはダメ!
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ルールは、「守る」ためにあるのであって、「苦しめる」ためのものじゃない!
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「自分がされたらどう思うか」をいつも考えよう!
Results
#1. 「罪刑法定主義」って、どんな考え方?
#2. 「基本的人権の尊重」って、どんな意味?
#3. みんなで決めたからって、やってはいけないのはどれ?